冬の種物の王様は何と言っても鴨でしょう。鴨と言っても本鴨は希少で、ほとんどの店は飼育された合鴨を使う。合鴨は一年中流通しているが、この店では昔から旬の時期にしか出さない。脂が乗って美味しい冬場のみだ。
その時期は今月一杯で終り、桜の季節を迎えて春本番となる。

この店の創業は大正二年(1913年)というから、来年で100年を迎える。それを前にして、建物の老朽化のために昨年店舗を立て直した。ビルにはせず、以前の建物の意匠を忠実に再現して復活。真っ白になった壁がそれを物語る。朽ちた店頭の木製看板は下部は従来の物を残して、上部は新しい木材で繋いだようだ。
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