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Author:しゅうちゃん
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以前から気になっていた吉祥寺「砂場」の店頭にはためく幟(のぼり)。蕎麦屋さんですが、”武蔵野うどん”と染め抜かれています。

砂場幟

武蔵野うどんとは、何か?

多摩地域から埼玉県の一部にに至る武蔵野台地は水捌けが良過ぎて保水力が弱く、稲作には不向きで、昔から小麦が栽培されていた。その小麦を挽いて作られていたのが武蔵野うどんである。かつては貴重な米を食い繋ぐための代替えの主食であり、各家庭で打たれていた郷土食のようだ。
肉汁うどんが広まったのは、肉食が一般的になった明治時代後半以降のことらしい。それまでは「糧」と呼ばれる茹でた野菜が添えられる程度の素朴な食べ物であったようだ。



私が長年疑問だった事の一つに、なぜこの稲作が豊かなこの国で米を素材にした麺が育たなかったのか。
恐らくは、地方にあっては米は年貢として取り立てられ、米を作っている農民は自ら日常的に米を主食にすることもままならなかったことであろう。だから、蕎麦やうどんが主食として用いられた。
それでも米を原料とした酒は造られていたし、江戸では精米された銀シャリを庶民も食べていた。
う~ん、まだ研究の余地があります。

さて、この日はビール。品書きに銘柄は書かれていませんが、出て来たのはキリン一番搾り。最近、麦芽100%になってから人気上昇中ですね。米やコーンスターチなどの副原料を使った”日本的”なビールを造り続けてきたキリンビールが方向転換したことには驚きです。

一番搾り鳥わさ

肴には、鳥わさ。表面だけをさっと湯引きした鳥肉。素材が新鮮でなければ出せません。

あれこれ飲み食いしたいのを抑えて、目的の武蔵野うどんを注文。

うどん

豚肉入りのつけ汁。別皿に盛られているのは、「糧」と言われる茹でた野菜。
「野菜をつけ汁に入れてお召し上がりください」と案内されました。

麺

麺は平打ちでさほど太くありません。そのせいか、期待したほど腰は強くありません。つゆは辛口。昔は砂糖は贅沢品であったので、郷土料理には使えなかったと言われています。

蕎麦屋さんらしく蕎麦湯が出されました。

湯桶


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