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Author:しゅうちゃん
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池袋「螢月」

先日、日本酒バー「螢月」を訪問しました。

若者が多い雑然とした雰囲気の池袋にあって、実に渋い落ち着いた店構え。数少ない大人向けのお店です。


蛍月

日本酒バーというのは現在の飲食業界の状況から思うに難しいものがあります。日本酒の生産量・消費量はピーク時より遥かに減少し、蔵元の数も随分と減ってしましました。
一方で、最近利き酒師の資格を取得する人が若い女性の間に増えて、静かなブームになりつつあります。蔵元の女性杜氏も増えて来ています。

雑誌「週刊大衆」11/15日号に美人蔵人の特集が掲載されています。

居酒屋を初めとして日本酒を扱うお店は数多くありますが良い銘柄を選び、適した保管・管理を行い、お酒に合った料理(安直にに刺身とか焼き鳥なんぞではなく)を提供して真に日本酒の良さを堪能できるお店は少ない。
日本酒に特化したお店は難しいものがあります。

私は蕎麦好きなので、日本酒とは切っても切れないご縁です。
この日は予約なしのぶらり訪問でしたが、幸いに空席がありました。

数多くの銘柄の中から、最初に東北泉の「ちょっとおまち」というユニークなネーミングのお酒をチョイス。酒米の雄町にちなんだものです。東北泉は蕎麦に合う、すっきりとした飲み口でお馴染みです。

ちょっとおまち

東北泉は山形県にある蔵元ですが、「ちょっとおまち」は岡山県産の雄町米を使用し、精米歩合55%、日本酒度 +8.0、アルコール度数 15.5、きりっとした辛口に仕上げています。

グラス

驚きの提供方法。受け皿なしでガラス製のグラスにすり切り一杯。こりゃ、口からお出迎えする他にありません。

肴にはまず、穴子の粕味噌漬けを。穴子も蕎麦屋ではお馴染みの食材。共に江戸前料理ですから。

穴子

次に神奈川県「いずみ橋」の秋とんぼ。これも雄町を原料とする山廃です。山廃とは山卸し廃止の略称。蒸米を櫂によってすりつぶす”山卸し”という工程を行わないものが山廃で、人工的な撹拌・すり潰しを行わずに酵母の力に任せるために醸造には時間を要します。じっくりと醸す。それが大切なこと。植物の促成栽培がひ弱になるように、工業的な速醸系では日本酒本来の深みのある味わいを出すことは難しい。

秋とんぼ

実に素敵なラベルじゃありませんか。日本の国は、かつて秋津島とも呼ばれていました。秋津とは赤とんぼのことです。

チェイサーとしてお水をお願いしたら、仕込み水が供されました。

仕込み水

次の肴に自家製スモークチーズを注文。薫香が酒の香りを邪魔する危険性がありましたが。

スモークチーズ

次のお酒は「おくのかみ」。東村山で400年の歴史を誇る豊島酒造

おくのかみ

純米中取り 無濾過。魅惑的な香り。切れ味のあるすっきりとした風味。

さて、お酒の〆に食事。蕎麦もありますが、ここは蕎麦専門店ではないので遠慮。季節らしい松茸ご飯と赤だしの味噌汁をいただきました。松茸の美味しさは勿論ですが、赤だしの美味さに唸りました。


お店のHP
http://hotaruzuki.com/index.html
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