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Author:しゅうちゃん
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・ソルトマイスター

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今日は、どうしても池之端に行きたいと思いました。格別な理由はなく、ただ心がそう訴え掛けるのです。
ふっと誰かに逢いたいとか、何かを食べたいと思うのと同じこと。
格別の理由なんていりません。

近隣はネオン輝く華やかな店に取り囲まれましたが、この店だけは異次元空間のように昔ながらの蕎麦屋の風情を残しています。

店構え


浅草並木の藪は職場からは少し遠いし、閉まるのが早い。池之端は8時ラストオーダー。これなら何とか。
これで行列でも出来ていたらアウトですが、幸いに席が空いていました。

初めから頼む品を決めていました。青柳の小柱を具にした「はしらそば」をつまみ代わりにして、後から声掛けでざるそば。熱燗が恋しくなる季節だが、温かい蕎麦には冷や酒がよかろう。日本酒は菊正宗、一色だ。

冷酒

四角い江戸袴を履いた徳利。江戸切子のガラス杯。お通しは藪ご自慢の蕎麦味噌だ。あされる


蓋

私の好物「はしらそば」。花まき同様、蓋をして出される。理由は蓋を開けばわかります。

はしら

小柱と共に相性の良いもみ海苔がたっぷり。丼の蓋は磯の香りを逃さない工夫です。蒸すような効果もあって、海苔はしんなり。味の沁みたつゆが美味い。
添えられた生わさびを載せてゆるりといただきます。
ふふっ、悦楽。

若い頃は、この店は敷居が高かった。客層も年配客が多く、若造の時分には「なめられないように」何て気合いを入れて出向いたものです。今やすっかり”蕎麦屋適齢期”に。(苦笑)
最近は客層も変わって、若い人も増えました。デートコースに使う人も。

ざるそば

蕎麦

手打ちや粗挽きを出す店が増えた昨今では、こちらの蕎麦は特徴がないように思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、特にここ数年の間に、こちらの蕎麦はぐっとグレードをアップして来ています。

腰、香り、甘味。いずれも素晴らしく、繋がりの良さは言うまでもありません。江戸蕎麦らしいスタイルです。
しかもありきたりの大手製粉メーカーの粉ではなく、産地を選んで仕入れているらしい。

湯桶

蕎麦湯


私が惹かれているこの店の楊枝。やや黄色味を帯びていて長め。刻み目はありません。
良いお店とは、こうしたものです。
神は細部に宿る。

楊枝


お店のHP(BGM付きなので御注意)
http://www.yabu-soba.com/index.htm
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