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Author:しゅうちゃん
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先日「ecute上野」で購入したカップ入りのせんべい汁を食べてみました。お湯を掛けて4~5分待てば出来上がり。郷土料理がカップ麺感覚で味わえます。

東北新幹線の青森開通やB-1グランプリでの連続入賞などで、せんべい汁の知名度は急速に高まっています。

せんべい汁

製造者は八戸東洋株式会社。東洋水産の100%出資の子会社です。やはりカップ麺のノウハウを活かした商品のようです。
定価は420円(税込)とカップ麺よりはやや高め。

南部せんべいは、他のせんべいとは違う独特のテイストがあります。せんべいの多くはうるち米を主原料とするのに対して、南部せんべいは小麦粉と塩を原料とし、胡麻やくるみをなどを加えたバリエーションがあります。
小麦粉が主原料ならうどんやパスタと同じ。形状こそ違え、せんべい汁は一種のパスタではないか?

南部せんべいの歴史を調べて更に驚きました。
由来については諸説ありますが、長慶天皇創始説が有力なようです。南北朝時代の頃、南朝の長慶天皇が南部の長谷寺を訪れ、食事に困った時に家臣の赤松助左衛門が近くの農家からそば粉とごまを手に入れ、自分の鉄兜を鍋の代わりにして焼き上げたものを出したのが始まりだそうです。小麦粉ではなくそば粉ともなれば、これは益々興味深い。

閑話休題。

カップの中味です。南部せんべいそのままが数枚入っているのでびっくり。てっきり、カップラーメンのようにミニュチュアのような小さなせんべいが入っているだけかと思いました。
スープ、野菜や鶏肉などはレトルト。価格に見合ったグレードの高さを感じます。青葱は乾燥タイプです。

中味

紋所

紋所が刻まれているのがおわかりになるでしょうか。長慶天皇は、その逸話に始まる南部せんべいを好み、赤松氏の家紋「三階松」と南朝の忠臣、楠木正成の家紋「菊水」の印を使うことを許可したという。

さあ、出来上がりです!

完成

せんべい

具沢山で、せんべいは思ったよりもしっかりとした食感。せんべいは、そのまま食べるもの用と、ドロドロに溶けださないように鍋物向きの物があるそうです。
素朴ながら実に美味しい。これは食事というよりは、鍋物として日本酒と共に味わうのが良さそうです。

このカップ一杯に大いなる歴史ロマンを感じるのは私だけでしょうか。


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