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Author:しゅうちゃん
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「菊谷」の店舗を引き継いだ「野饗」(のあえ)に行きました。開店当初はメニューを限定していましたが、天婦羅やつまみ類を始められたということで、本格始動ですね。

野饗


暖簾に”蕎麦に銘酒”と書かれているとおり、蕎麦と日本酒にこだわったお店。それもその筈、店主は酒ライターからの転身だという。適正な管理のため種類はそう多くはありませんが、「四季桜」「出羽桜」「開運」「木戸泉」などの選び抜かれた銘酒が揃う。蕎麦屋酒を楽しむには、もってこいのお店だ。

この日は暖かったので、まずは「エビス樽生ひとくちビール」で喉を潤す。

一口ビール

メニューが増えたのは嬉しいのですが、あれも食べたいこれも食べたいと嬉しい悩み。残念ながら大食漢ではないのでかなり困る。悩んだ末に本日の小鉢料理から「ふきのとうとうるいの味噌漬け」と「蕎麦の実の白和え」を。

小鉢

こういう腹に溜らない酒の友が嬉しい。お酒は定番の「四季桜」のはつはなを燗で。

徳利


昼の営業は2時までですが、後客が続々と来店。こちらはのんびりと酒をいただいている間に先を越されて蕎麦の注文が入るので、売り切れないかハラハラ。この日は3種類の蕎麦がラインナップ。福井と茨城の十割、栃木の二八。
福井と茨城はさんざん食べ慣れているし、特徴も熟知しているので、栃木の二八を。丁度お酒と同じ産地になりました。

つゆ

このつゆの器はどうだ。蕎麦猪口というより茶道の大きな茶碗のように開口部が広いどっしりとしたもの。薬味は葱は用いない。生わさびは他に類を見ないほどに色合いが濃い。わさびだけを少し舌の上で味わってみると、刺激は少なく、ほんのりとした甘味を感じる。

せいろ

蕎麦

ほんのりと緑掛った美しい蕎麦。穀物や麦わらを思わせる豊かな香り。中太の蕎麦はシャープなエッジ感と見た目にたおやかな躍動感があり、驚くほど強い腰を持つ。そして、極めて強烈な甘味が口に広がる。

蕎麦に何を求めるか?
第一にきちんと繋がっていること。十割や粗挽きが流行りの昨今だが、蕎麦は繋がってこそ蕎麦。千切れた蕎麦など御免蒙る。そして、香りと甘み。江戸蕎麦の辛いつゆは、それを惹き立てるためのタレだと思う。
この店の蕎麦もさることながら、つゆとの相性は絶妙だ。蕎麦だけで食べるよりも、つゆと共に味わった方がその風味と長所が格段に豊かに感じられる。しかも嫌な雑味がなく、蕎麦湯を注いだ時に素直に伸びる。
実に秀逸。

蕎麦湯


メニューとしては、後は海老の天婦羅を出せば全て出揃うという。それもまた楽しみだ。


お店の公式ブログ
http://noae.exblog.jp/

店主のブログ
http://sakewriter.exblog.jp/
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