FC2カウンター


プロフィール

Author:しゅうちゃん
・フードアナリスト
・江戸ソバリエ
・ソルトマイスター

・食の感動を伝えたい


最近の記事


カテゴリー


月別アーカイブ


ほとんどは夜に訪問することが多いのですが、今宵は予定があるので昼に訪問しました。薄い上着を着ていましたが、腕まくりしたくなるほど気温が上昇。こりゃ、冷たい蕎麦が食べたくなるな。

暖簾

扉を押して入るとテーブル席はいっぱい。地元の方ばかりのようです。

余りの暑さに取り敢えず生ビールの小で喉を潤して、肴には川えびを注文。

川えび

カラッと素揚げにしたものですが、居酒屋などで出されるものと種類が違うのか、やや大ぶり。味も濃いような気がします。

日本酒を注文。この店では種類はさほど多くはありませんが、蕎麦に好適な地酒が吟味されています。

日本酒

私はいつもの四季桜を。

四季桜

ふと箸を見ると、元の方が斜めに削られている型。昨日受講した箸セミナーによると、これは「天削箸」(てんそげはし)と言い、人が細い方を使い、斜めの方を神様に用いる。神様と人の共食を意味するそうだ。道具の型には必ず意味や理由があるものだ。

天削箸

先客が帰って手の空いたご主人が私に話し掛けて来た。
「売り上げが落ち込んじゃって困ってますよ」

長引くに不況の上に震災による原発騒ぎで節電が求められ、消費は低迷している。
「もう、焼酎を出すのをやめようかと思うんですよ」とも。
以前の焼酎ブームで、蕎麦屋さんでも焼酎を出すお店が多くなったが今はほとんど出ないという。出てもサワーの注文ばかりだという。
焼酎は個性があってお酒としては面白いが、味や香りが強いので、繊細な蕎麦の香りが吹き飛んでしまう。
もう少し日本酒に力を入れてはどうか。月替わりでお勧めの銘柄を出すことを提案した。

さて、蕎麦は「つけとろそば」をチョイス。鴨は季節外れだし、肴に揚げ物を頼んだので天婦羅も欲しくない。

つけとろ

とろろに蕎麦をつけて食べるからつけとろ。とろろは出汁で伸ばしただけでなく、ふんわりと泡立ててある。店によってはうずらの玉子を落として「むら雲」と称することがある。玉子をお月様に見立てて雲間に見える情景を描いている。日本人ならではの感覚だ。

ご主人から、同業の後輩から蕎麦がうまく繋がらないという悩みの相談を受けることが多いということを聞いた。昨年産の蕎麦は、残念ながら不作で繋がりにくいようだ。十割、二八にこだわらず、七三の割合でも良いし、卵水を使う方法もある。繋がってこそ蕎麦だということで意見が一致した。

かつての蕎麦ブームも今や勢いがない。飲食業界は厳しい状況が続くが、是非とも頑張って欲しい。被災地の復興を支えるためにも経済が活性化しなければならない。
このお店は私にとっては、無くなっては困るお店の一つだ。


食べログ
http://r.tabelog.com/tokyo/A1319/A131905/13000662/
スポンサーサイト

トラックバック

http://sinnomikui.blog69.fc2.com/tb.php/1252-c425717c


Powered by FC2 Blog