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プロフィール

Author:しゅうちゃん
・フードアナリスト
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芝の「案山子」で、少し遅い新年会を開きました。メンバーは、フードアナリスト協会の講師仲間。各専門分野で活躍中のいずれ劣らぬ食の専門家です。

基本的には旗振り役は苦手な私ですが、「蕎麦会を開いてよ」と何度も言われて重い腰を上げました。
5,6人程度の小グループで予約を入れて、前菜はお任せにして好きな蕎麦とお酒を頼んで頭割りというのが私のプランです。
日曜日の昼下がり、営業終了までの時間帯を予約しました。混み合うピーク時にグループ客が占領してしまっては他の客にご迷惑が掛かります。

方口

お酒が飲めない人は生姜茶やジンジャーエールなどを頼み、呑兵衛には最初に山形正宗のうすにごりを。
今回は予算だけをお伝えして、前菜はお任せ。最初は各自に箱膳のようなものが並べられました。

箱膳

手前の小さな大根の上にあるのは自家製のからすみ。奥は数の子。右手の皿は、帆立の黄身酢掛け。玉子の黄身をベースにしたソースには何と杏子が使われています。これは素晴らしい。

黄身酢

お次はお椀。お吸い物かと思いきや、温かい白子ポン酢。これは絶品でした。素材も調理もお見事です!

お椀

白子ポン酢

次にお造りが出されました。平目の昆布締め。生臭みが抑えられ、身に甘味があります。

平目

お酒は「石槌」を追加。お任せの前菜はここまで。追加でお馴染みの「かぶの茎味噌チーズ」を頼みました。

茎味噌チーズ

この料理を始めて目にした他のメンバーはいずれも驚嘆。蕎麦屋さんでチーズを使った料理自体が想像の範疇を超えているらしい。しかも味付けには味噌を加えて和のテイストから踏み外していないところが素晴らしい。

いよいよメインのお蕎麦です。各自が好きな物を悩みながら注文。
メンバーの一人が頼んだ鴨南蛮。こんなに美しい焼き目の葱は見たことがありません。鴨肉もたっぷり。

鴨南蛮

私は肉なしの葱汁せいろ。

葱汁

葱汁は鴨南蛮とは全く違って縦切りにした生の葱。特に冬場には風邪予防にうってつけ。
蕎麦はいつもどおり、細切りで繋がりが見事。色がかなり碧い。「青信号」に代表されるように、青とは緑色を含みます。笊を持ち上げれば、まるで茹で小豆を思わせる豊かな香り。噛み締めれば湧き上がる強い甘味。表情は穏やかで、しかもしなやかさと適度な腰が両立された手打ちの蕎麦。
これが翁系の江戸蕎麦です。

蕎麦

アップ

口々に出る言葉は「幸せ~!」。
各界で美味を知り尽くしている参加メンバーの面々も大満足の様子でした。食の喜びが伝わったようです。

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