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Author:しゅうちゃん
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フードアナリストの仲間を集めて、小さな蕎麦会を開きました。テーマは、日本ワインとのマリアージュ。日本酒は定番ですが、ワインとの相性はどうだろうか?それを体験していただこうというアプローチです。

今回の会場は、私が20年来お世話になっている築地「さらしなの里」。創業は明治45年、当主は4代目を数える。このお店は日曜定休で、土曜日は昼のみの営業。そこで昼下がりの宴会を開くことにしました。

さらしなの里


梅雨が明けて溶けてしまいそうな猛暑の中、まずはビールで乾杯。今回はそば会席のコースを少しアレンジしてお願いしました。

まずは前菜の盛り合わせ。

前菜

枝豆は両端がカットされている。こうすると塩茹でする時にその味が鞘の中まで入るので表面にザラザラした塩を振る必要がない。これを見ただけで、伝統に即した丁寧な仕事をする店であることがわかる。
だし巻き玉子は冷製。焼き立ての熱々も結構だが、真夏にはこれも口に嬉しい。もろきゅうの味噌はそば味噌か。

続いてお椀が出された。冷たい物ばかりではお腹が冷える。これは大変結構。夏らしいハモ・じゅんさい・スダチ。季節感があって良いですね。
次に刺身の代わりに生湯葉の刺身を用意していただきましたが、写真を撮るのを忘れました。

椀

ビールが空いて、ワインを選ぶ。集まったメンバー用にワインリストを用意してもらいました。

ワインリスト

銘柄の選定は私から推薦したわけではありませんが、丁度私好みの日本ワインが数種類並ぶ。一時焼酎ブームで焼酎を置く店が蕎麦店でも増えましたが、香りや味がきついので、個人的にはワインの方が遥かに好適だと思います。

甲州

山梨の丸藤葡萄酒工業さんの「甲州 シュール・リー」を選びました。シュール・リーとは瓶詰め直前まで澱引きせずに風味を強める製法で、主に辛口に仕上がります。

次のお料理は、そば寿司の登場です。私もこちらでは初めて。しかも色の白いさらしなの蕎麦です。

そば寿司

サクサクとした心地よい歯応え。一堂感嘆!

次は蓋付きの入れ物が運ばれて来ました。出来立てのそばがきの田楽味噌です。これまた一同大興奮。

そばがき


料理はまだまだ続きます。分厚い鴨焼きが出されました。今は旬の時期ではありませんが、メンバーには好評。冬場には鴨鍋もあると伝えると「鴨鍋の会もやって!」とすかさずリクエストが入りました。

鴨焼き

ワインのボトルが空いてしまいました。日本酒に切り替える手もありますが、メンバーからの要望でワインをもう1本。次は赤にしようかとも思いましたが、これから天婦羅が来る予定なので、もう1本白を。

葡萄の品種を変えて、京都丹波ワイナリーのソービニョン・ブラン。ヨーロッパ系の品種です。

丹波


これも辛口のワインですが、スッキリとした甲州に比べて柑橘系の風味が強く、凝縮感もあって旨味の余韻がググッ~っと長く続きます。

筏


驚きました。天婦羅は小海老を並べて繋げて揚げる筏揚げ。江戸料理の伝統的な手法ですが、最近は滅多にお目に掛かれません。「神田まつや」では大海老の天ぷらそばも出していますが、天南蛮にはこの筏揚げが載ります。私はこれが大好き。尻尾まで丸ごといただけます。
塩と天つゆ半々でいただきました。

さあ、いよいよメインの蕎麦です。薬味は白葱と卸したての生わさび。葱は単純に輪切りにしただけの円盤上ではなく、リング状にほぐされています。これが更科流。不要な刺激臭を飛ばす工夫です。蕎麦は香りを楽しむ食べ物ですから。

薬味

蕎麦は2種類。真っ白なさらしなとやや色黒なせいろ。色・香り・食感の違いを食べ較べます。

蕎麦

デザートは、大葉のシャーベット。豊かな香りと絶妙な甘さにびっくり。

大葉のシャーベット


私は一人での来店が多かったのですが、この店は蕎麦も料理も種類豊富。食べたいものがいっぱいあっても大食漢ではないのであれこれ頼めなくて残念な思いをしていました。コース料理は品数も多くて実に堪能出来ました。
会の主催者である私の方が、幸せな体験をさせていただきました。ありがとうございました。


お店のHP
http://www.calme.bias.ne.jp/~rits-sa/index.htm


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