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Author:しゅうちゃん
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・江戸ソバリエ
・ソルトマイスター

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梅雨が上がり新蕎麦までの夏の間は、私にとっては冷や麦のシーズンとなる。
「おや、おめえさんは蕎麦っ喰いじゃなかったのかい?」
と蕎麦好きには言われそうだが、蕎麦屋で出す冷や麦、それも都内でも稀有となった手打ちの冷や麦が大好きなのだ。夏の間は、その数少ない店を廻ることになる。

最近は、そうめんに押されてスーパーなどへ行っても冷や麦は片隅に追いやられている。私が子供の頃は、夏の麺と言えば東京では冷や麦と決まっていたものだ。家庭では乾麺だが、青やピンクに色付けされた麺が数本入っていて、それを奪い合うようにして食べたのが懐かしい。

そうめんと冷や麦は、麺の太さが違うだけだと思っている人が多い。ところが機械製麺が普及する前は、そうめんは手延べに代表されるように延して作るので断面が丸く、冷や麦は生地を蕎麦と同様に畳んで裁断するので四角いものだった。主原料は同じ小麦粉であっても製法が異なる似て非なる食べ物だ。
東京人は角の立った蕎麦が好きだ。冷や麦も同様。蕎麦の風味が落ちやすかった昔の夏は、冷や麦がピンチヒッターだったに違いない。

ゆふ徳

夏季限定

暑い。ビールを飲みたいところだが、ビールに冷や麦じゃあお腹が冷えそうだ。量を少なめに控える意味で冷酒をお願いした。石川県の手取川。お通しにきゅうりとしらすの酢の物が出た。夏にぴったりだ。

手取川

この日のつまみは決まっていた。蕎麦屋の定番である板わさ。蒲鉾は、おかめそばなどの具にも使われるが、つまみとして日本酒との相性は誠によろしい。良い蒲鉾を置いている店は、おしなべて蕎麦も美味い。

蕎麦屋で昼酒。これに勝る悦楽を私は知らない。

板わさ

わさび

もう一つ、このお店ならではの私好みのつまみ。煮玉子。蕎麦つゆに茹でた卵を漬けたもの。客に出す時は、つゆを温めて出す一手間が嬉しい。出汁巻玉子も勿論好きだが、これは他店では味わえない。

煮玉子

さて、いよいよ手打ちの冷や麦をいただこう。

ガラス

氷水の中に漂う真っ白な麺は、まるで天女の羽衣のようだと思う。

冷や麦

真っ白で滑らかな手打ちの冷や麦の食感は独特だ。細いうどんやそうめんとは全く違う。乾麺とは違って、もっちりとした弾力があり、麺自体に蕎麦とは違った旨味を感じる。

麺

サクランボ

このお店は蕎麦屋だけあって、冷や麦でも熱い蕎麦湯を出していただける。汗が引いたらお腹を少し温めた方が良い。

丸湯桶

酒も飲んだが、デザートもいただこう。数種類用意されているデザートの中から「そばブランマンジェ」を。
あずきと抹茶のソース添え。

ブランマンジェ

アップ

卓越した技と季節メニュー、季節毎に選ばれたお酒。洋風の清潔感溢れるスタイリッシュなインテリア。そして、このデザートのセンス。実に素敵なお店です。

冷や麦以外にも魅力的なメニュー満載です。

季節メニュー

日替わり



お店のHP
http://www.yutoku-soba.co.jp/

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