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Author:しゅうちゃん
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最近、阿佐ヶ谷近辺に何店か新店が出来た。その一つがこの店である。いくら何でももう落ち着いた頃かと訪問。

白木を基調とした清楚で明るい店構え。素敵ではないか。

店構え

入り口の木戸を開けると、美人の花番さんが笑顔でお出迎え。長いカウンター席に案内されました。コートは預かっていただけるという。足元には荷物用の籠が用意されている。天井を見上げると、二階分はありそうな高い吹き抜け。素晴らしい造形。

まずは酒の品書きを見る。品数は多くはないが、良い物が揃っている。

御酒

伯楽星をぬる燗で。お通しに高野豆腐と野菜の炊き合わせ。上品な関西風の味付け。

伯楽星

舞茸

レギュラーメニューとは別に奉紙に書かれた本日のおすすめメニューの中から、タラの芽と蕗の薹の天ぷら。冬来たりなば春遠からじ。

天ぽら

アップ

天ぷらに塩を添える店も増えました。これは関西流の食べ方ですね。ここで私は、別なことで驚かされてしまいました。天つゆも出されたのですが、大根おろしもすりおろし生姜も出されず、それどころか、この天つゆが冷たい!? あり得ない。恐らく初めての経験。

ふと見上げれば、壁はワンバーなどで時々見掛けるヨーロッパで伝統的な色調ではないか。残念ながら品書きにワインは見当たらない。

壁

ここで水を所望。最近は蕎麦屋でも頼まないと水を出さない店が増えた。私にとっては大切なチェイサーだ。するとまだ蕎麦も食べていないのに緑鮮やかな熱いお茶も一緒に出された。意図が不明だ。こちらの意思が理解できないからやみくもに出したのか?

茶

酒をお代わりして、蕎麦は何を頼もうか考える。すると、鴨せいろはあるが温かい鴨南蛮がないことに気付く。花番さんに理由を尋ねると「ご主人に聞いて来ます」と奥に引っ込んで出てくると「ご希望なら鴨南蛮も出来ます」とのたまわった。私が聞きたかったのは鴨南蛮が出来るかどうかではなく、なぜ今は品書きに載せていないかの理由だ。話がまるで噛み合わない。気分はコミックの海原遊山だ。

鴨が来た。

鴨せいろ

おや、鴨は網焼きか。葱は焼いていない生を使用。

網焼き

蕎麦は実に見事。やや太めの切り方で腰があり、見るからに艶やか。綺麗に角が立っている。香りも良い。切片は皆無に近い。

蕎麦

笊

丸湯桶

蕎麦湯

会計の前にトイレに行って戻ると、お茶の差し替えと新しいおしぼりが置かれていた。ここが帝国ホテルならまだしも、これはいささかオーバーサービスだ。そのコストも料金に反映されている筈だ。

会計はレジではなく席で済まされる。帰り際、コートを花番さんが広げて肩から掛けてくれようとなさった。銀座のラウンジではないのだ。蕎麦屋でそれはなかろう。
何ともちぐはぐなサービス振りが返って気持ちの悪い印象を受けた。もう少し肩の力を抜いて欲しい。ホスピタリティのあるサービスとは別物だ。

素晴らしい料理の技量と素敵な雰囲気。接客振りも馴染めばトータルでもっと良い店になろう。今後に期待する。

行燈



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