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Author:しゅうちゃん
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開店直後から10年間通いつめた立ち飲みワインバー「buchi」が、6月28日(土)をもって閉店することになりました。スタンディング・スタイルやカップ酒ブームの火付け役となったお店ですが、ずっと同じスタイルでやって来たため、一旦営業を終了してリニューアルまたは移転など、今後の在り方について検討するとのことです。

このお店の大きな特徴の一つは、ソムリエの資格を持つ女将の岩倉久恵さんを始めスタッフの知識・経験レベルが極めて高く、客の好みや相談に応じる化粧品の対面販売と同様なコンサルティング・サービスを行っていたことにあります。
この店を真似て立ち飲み店は大ブームとなりましたが、単なるスタイルだけ模倣した店は、まるでコンビニのように単に棚に商品が陳列されているだけとさして変わらず、やがて次々に消えて行きました。

外観

訪問時間が早めだったので、まださほど混んでいませんでした。名物料理の一つ「雲丹クレソン」を食べながら、思い出を巡らします。代金の支払いは、都度払いのキャッシュ・オン・デリバリー。

雲丹クレソン

この店のもう一つの特徴にワインの種類の豊富さがあります。フレンチの店だとどうしてもフランス産のワイン中心、スペインバルだとスペイン産中心と偏りが出ます。この店では世界各地から、しかもお手頃価格でスタッフ自らワインを選び、定番商品以外にもその時々で様々な銘柄も提供。早くから日本ワインの紹介にも力を入れて来ました。

だから、この店は私にとって座学ではない実践的なワインのスクール。身体で舌で味を覚え、料理とのマリーアージュも自然と身に着きました。

そこで今宵は、日本の小布施ワイナリーのワインを。

イブリ

実に美しい澄んだ色合い。その爽やかな香りと味わいといかにもこのワイナリーらしく個性的。

ルージュ

雲丹クレソンと一緒に頼んでいたブータンノワールが来ました。しかしその異様な姿に驚愕!
ブータンノワールは、豚の血を使ったソーセージ。しかし、そこに盛られた黄色い物体は何?

ブータンノワール

スタッフによれば「バナナソースです」と、更に重ねて驚愕の告知。しかもブータンノワールは腸詰にされておらず、ペースト状。明るい色調のとおり極めて新鮮で全く嫌なクセはなし。甘いソースが絶妙にマッチ。私はブータンノワールが好きで随分と食べて来ましたが、これは初めての体験。

断面

料理に合わせて、もう少ししっかりとしたボディのワインに切り替えました。イタリアの土着品種プリミティーボ。今から2千年以上前にクロアチアから輸入されて根付いたと言われている。アメリカではジンファンデルと呼ばれている。
その味わいもこの店で覚えた。

プリミティーボ

グラス

待ち合わせた友人が到着。私が好きな燻玉を追加注文。ラーメン店の味玉とは見た目は似て非なる物。燻製の強い香りが鼻腔を駆け抜けます。

燻玉

ワインを飲み干して、名物のコップ酒から通称「バンビカップ」を。大阪の秋鹿酒造の純米・千秋です。

バンビ

友人にこの店の名物料理を尋ねられ、最初に食べた雲丹クレソンの話をすると「それを食べたい」と再び注文。しかも、それをご飯に載せて食べたいと言い出し、何とライスのみを注文。ライスなんてあったっけ?
ありました。(笑)

ライス

やっちゃいました、雲丹クレソン丼!濃い目の味付けなので、ご飯にぴったり。ああ、糖質祭り!

丼

店はどんどん混み出し、我々も盛り上がっていたところに、偶然、フードスタジアムの佐藤こうぞう氏が来訪。更に岩倉女将も来て緊急インタビュー会見のようになりました。

驚きに次ぐ驚き。素敵な夜になりました。
ご馳走様でした。

お店のHP
http://www.to-vi.jp/buchi/

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