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Author:しゅうちゃん
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・江戸ソバリエ
・ソルトマイスター

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友人と毎月恒例のミニ蕎麦会。今回は老舗のこのお店で江戸蕎麦のお勉強。

店構え

週末の食事時は行列必至。このお店は中休みがないので、空いている時間帯を狙って午後3時に集合。狙い通り、行列が解消。ラッキーです。ゆっくりと蕎麦屋酒が楽しめそうです。

看板

私は早めに着いて近くを歩いてリサーチしたのでビール、ビールが苦手な連れは昼間から日本酒を。つまみは私が先輩面してこの店ならではの品を勝手セレクトして注文。

まずは、蕎麦屋さんではちょっと珍しい塩うに。酒飲みにはたまりません。生とも瓶詰とも違う適度な塩加減で、ねっとりとした食感。

塩うに

お次は、焼鳥。串焼きではなく、蕎麦つゆの返しをタレに使っています。七味も結構ですが、辛子でいただくのがこのお店流。

焼鳥

次は、蕎麦屋の定番である板わさ。蒲鉾は、小田原の鈴廣さんです。

蒲鉾

先に注文した小田巻きむしが来ました。何とも不思議な食べ物です。大振りな茶碗蒸しの底にうどんが数本入っています。これから寒くなると格好の品です。

小田巻きむし

さあ、いよいよ蕎麦を注文。私の提案で、天ぷら蕎麦を2種類。大きな海老を使った天ぷらそば(2,000円!)と小海老を繋げて筏揚げにする天なんばん(1,000円)の食べ比べ。

天ぷら

大海老は食べ応えがありますが、主役はあくまで蕎麦。個人的には、存在感が控えめな天なんばんが好み。南蛮だから葱が入ります。蕎麦屋さんでは、葱を使った蕎麦を「南蛮」と称します。鴨南蛮とかね。
これは思うに、日本に渡来した南蛮人がタマネギの代わりに長葱を求めたののではないかと推察します。南蛮人は良く長葱を買い求めるから、南蛮風と思われたのでしょう。

筏

私は、ごまそばを。ごまだれでいただく蕎麦。蕎麦と胡麻は親和性が強い。共に古来より精進料理の食材として使われていた歴史的な経緯もある。

ごまそば

蕎麦

この店には1日どれほどの客が訪れるのだろうか?それを全て手間の掛かる手打ちで供するのは大変な事だ。しかもその蕎麦は細切りでシャープなエッジ感。千切れた切片は見当たらず、繋がりは見事という他ない。
全席が大きなテーブル席でご相席が基本。袖擦り合うも多少の縁だ。

卓越した技と、気配りの利いたサービス。飲食店の鏡でもある。この店に身を置くことが積極的に嬉しい。私にとっては稀有な存在である。

朱湯桶

塗り物

お忙しい所を若旦那にご挨拶をいただき、最近の事情についてお話しをお聞きしました。

例えば湯桶の朱漆ですが、これを補修できる職人さんが今はもう見付からないとのこと。漆塗りは全国各地にありますが、その土地土地によってその手法は共通性がないそうです。伝統技術を継承する担い手が乏しい。
これは大変困った問題です。伝統的な食文化を絶やすわけには行きません。

ご馳走様でした。まったり。

お店のHP
http://www.kanda-matsuya.jp/index.htm

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