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Author:しゅうちゃん
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フードアナリストの仲間からお誘いを受けて、安政4年創業の蔵元、泉橋酒造さんに見学に行きました。

この蔵の一番の特徴は、年間750石を生産する日本酒の酒米を全量自社栽培していること。酒米を自ら育てて精米し、それ加工して醸す。全国の蔵元を見渡しても稀有な存在でしょう。

全景

蔵

いずみ橋

さあ、見学の開始です。全員、白衣に帽子・マスク着用。

まずは肝心の酒米のご説明から。酒米は米の外側を削って精米し、それによって雑味を軽減すると共に吸水しやすくなるそうです。江戸時代までは精米技術は未発達で、米を磨くというより搗く程度。それが明治時代以降にその技術が急速に発達。小さな米粒の外側を削ることが可能になりました。これは玄蕎麦の製粉技術の発達を思わせます。

神奈川県は、酒米である山田錦の生産量が全国17番の生産量を誇っているそうです。しかも減農薬で栽培。そうしないと虫や微生物が生きられません。その象徴が、この蔵のシンボルマークであるトンボなのだそうです。自然と共存する取り組み。

酒米

米

いよいよ蔵の中へ。最初は米を浸水させる工程のご説明。

収穫し立ての米の首位分量は14%ほどだそうで、それを製造工程で米粒が割れないようにするために一旦10%程度までに水分を飛ばし、それを水に浸けて加工に入ります。

浸水漕

笊

米のうね

次に大切な製造工程である麹を作る麹室。

麹室

麹室は温度管理がデリケートなので中には入れませんでしたが、オレンジ色の包の中に麹の赤ちゃんが。

オレンヂ

木箱

竹

麹

麹蓋のご説明。麹室の温度は30度~40度。熱を帯びてきた米麹を小分けに詰める箱状の道具がそれ。この手間の掛かる工程を行うと「手作り」と表記出来るのだという。

麹蓋

箱

タンク

泡

櫂

温度計

桶

次は絞りの工程。大きな絞り機を見る。

絞り機

漕

中身

タンク室

蔵の中心部とも言えるタンク室へ。巨大な貯蔵タンクが並びます。

タンク

タンクにもシンボルマークのとんぼ。

No.20

発酵

「誤ってタンクの中に落ちたら助からないですよ」と怖いご忠告。
駄目ですよ。「酒の中で死ねれば本望」などと言っては。そのタンクの製品が全て出荷出来なくなります。落ちた人より酒が勿体ない!

旧タンク

タンク室には、酒の神様「松尾様」。

松尾様

こちらは、昨年新たに購入したという最新鋭のタンク。タンク毎に冷却が可能。常に適切な温度管理が出来る。設備の技術進歩によって、現代の酒はこれまで以上にその品質を向上させているという。

新型

タンク室を出て、次は精米所へ。既に杉玉が下げられて新酒が出来たことを示す。

杉玉

籠

米袋

従来の紙袋と違って、樹脂製の白い袋は水分量を一定に保てるのだそうだ。

白袋

山田錦

精米設備

設備見学の後に、自社栽培の田んぼを見学。その広さは360反の及ぶという。

田

蔵

ケース

さあ、いよいよお待ちかねの試飲です。

精米歩合

テイスティング

一番手前は梅酒です。

試飲

製造法で、山廃とか生もととかありますが、それは酒を造る上でのファクターとしては3割ほどで、他には麹の力と温度管理が重要だそうです。

説明

一連の見学ツアーを終えて、直売所で購入出来ます。

銘柄

酒販店では手に入りにくい銘柄も蔵元なら。

銘柄2

銘柄3

雪だるま

お酒の他に、酒粕や醤油なども販売されています。白身魚の粕漬けとか美味しそうです。お酒が進みそう。

酒粕

何とも楽しく、勉強になった見学ツアーでした。ありがとうございました。

蔵元のHP
http://izumibashi.com/
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