親しい友人と久し振りの蕎麦会。今回は、幻の津軽そばを食べにやって来ました。



この店は、2007年に「生粉打ち亭」として開店し、2010年に店名を「芳とも庵」と変更。国内各地の厳選した蕎麦を自家製粉。
手打ちで「江戸そば」「津軽そば」「田舎そば」の三種類を提供sている。
連れが少し遅れるとの連絡があり、先に一人でビールを始める。

お通しは、オクラやブロッコリーなど野菜のお浸し。

おつまみに軽く焼き味噌を。白味噌に蕎麦の実や葱などの薬味を入れて炙ったもの。店によって個性が出ます。

メンバーが揃って蕎麦屋酒を本格的に開始。地酒を注文。季節毎に全国各地の銘酒を用意。

珍しい「そば刺し」を注文。刺身と言っても生ではなく、さっと茹でたたものだろう。刺身風にわさび醤油で食べる。

お次は、そばの芽サラダ。最近はスプラウトの一種としてスーパーなどでも売っているが、メンバーは誰も食べたことがないという。根に近い茎の部分が赤いのが特徴。

良く混ぜていただきます。

箸置きは、折り紙の鶴。遊び心が素敵です。

お酒を追加。変わった酒器で登場。杯は多くの種類の中から好みの物を選べます。

気になる季節メニュー。春は、貴重な生桜海老の漁期。

天ぷらだけの盛合せも可能だというので、それをお願いする。

中までサクサク、見事な揚げ上がり。

帆立は、衣はカリッと中身は生に近い絶妙な火入れ具合。

水を所望すると、他店では見た事がない素敵な竹製の水差しが登場。

さて、蕎麦を頼もう。薬味に葱は付かない。

つゆは濃いめ。江戸そばが基本のようだ。

連れは三種盛りを注文。最初に江戸そばが来た。

細切りで、色は蒼く、香り豊か。お見事だ。

私は津軽そばのみを一枚。津軽そばは青森の郷土料理で、呉汁(大豆をすりつぶした汁)で打ったそばだという。製法が複雑で一時はすたれてしまった幻のそばだそうだ。呉汁による甘みと喉越しの良さが特徴。

津軽そばは色味も香りも控えめ。

次に三種盛りの田舎そばが来た。色黒で派手に星が飛ぶが、さほど太打ちではない。


三種盛りの津軽そばも来た。洋風の素敵なお皿。

デザートの蕎麦茶プリン。女性客を呼び込むにはデザートは必須アイテムだ。

湯桶は、ティーポットのような陶器で提供。

そば湯は、かなり濃いめのポタージュ系で、旨味が強い。

お腹いっぱい。珍しい津軽そばを味わう事が出来て嬉しい。
ご馳走様でした。
お店のHP
http://www.soba-yoshitomo.jp/
スポンサーサイト
トラックバック
http://sinnomikui.blog69.fc2.com/tb.php/1931-f1deab93