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Author:しゅうちゃん
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簀子の向き

蕎麦を盛る器は、最近では笊を使うお店が多いようですが、伝統的なお店では朱塗りや黒塗りの角形や丸形の木製の器が用いられています。
中敷には水切れの良い竹製の簀子(すのこ)が敷かれています。
簀子には向きがあります。
簀子の目を客に向かって平行になるように出します。箸の動きは自分の身体に対して垂直方向に開いたり閉じたりして物を挟みます。
簀子を縦に置くと、その結び目である糸と箸の動きが直行して引っ掛かる恐れがあります。
また、簀子の目が粗い場合には、箸の先端が細くなっているとその間に埋まってしまう可能性があります。
だから簀子の向きには決まりがあるのです。物事の作法や伝統には必ず必然性があります。
こんなことは素人でも知っていて当たり前の常識です。

ところが、今日訪問した店はこれがなってなかった。
たまたまのミスなら仕方がないとも思えますが、私だけでなく、他の客の簀子の向きを見ても同様でした。わざわざ逆向きにする理由は思い当たりません。
美味い不味いの前にプロである以上、常識はわきまえてほしい。
あまり愚痴っぽいことは言いたくないのですが、散々な一日でした。
蕎麦の出来も言うに及ばず、千切れて水切れもいい加減で救いようのないものでした。
ほとんど無名ながらその街では一番美味いとの評もあったのですが、見知らぬ他人の意見はあてにならないことを痛感させられました。
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