十六夜ゴールデンウィークですね。いかがお過ごしでしょうか?
遠出嫌いの私が、日帰りながら箱根に行って来ました。数あるお土産屋さんや飲食店の中から私が選んだのが、1階はおまんじゅう屋さん、2階は喫茶、3階は蕎麦屋「十六夜」というユニークなこのお店です。

いざよい、と読みます。
「進もうとして進まぬこと。ためらうこと」
とても美しい日本の単語だと思います。十六夜というのは十五夜の次の日。満月の十五夜に比べて少し遅く現れます。その様を表した言葉です。
この私はためらいが多い。言うか言わざるか。
その迷いが楽しくもあるのです。
品書き

「お昼の福々セット」(1,200円)をお願いしました。
もりそば、もめん豆腐、デザートのセット。水が良いせいか、この近辺には豆腐料理の専門店が数多く在ります。豆腐料理や有名ホテルのランチではつまらないので、私らしく蕎麦のお店を選んだ次第です。

薬味

テーブルの上に用意された薬味を見たら、お馴染みの黒七味とさんしょう。これは只者ではありません。単なる観光地のお蕎麦屋とは違うような感触。
お茶は蕎麦茶です。

せいろ

蕎麦

端正な細切り。香り豊かで、甘味が強い。口中に溢れる芳香。驚きました。

帰宅してから調べて驚きました。
このお店の蕎麦打ちのスタッフは、かつて東京八重洲口に在った「三日月」の方々らしいのです。
私にとって「三日月」の閉店はいささか唐突に感じましたが、その一年前にご主人が逝去されていたそうです。1周忌を区切りに閉店。そのスタッフを引き継いだのが「菜の花」の社長さんらしいのです。
その事情を知らない私が、その蕎麦を偶然にも味わうことになる。
どおりで、確かな出来の蕎麦である筈だ。
まるで昔付き合っていた女性と再会したような気分。
「あら、ボンジュール。お久し振りね」
シャンソンの一節が頭をよぎりました。


コメント

感じる心

コメントありがとうございます。
そうですね、何か感じるものがありました。店構えとか雰囲気にも店主の個性が出ます。

私が伝えたいのは、どういうお店かということよりも、何に感動したのかということ。
食べることや人との出会いは喜びであり、感動であり、また感謝の気持ちでもあります。

happiness!!

偶然なのでしょうが必然だったのかも知れませんね。感じてなければ素通りしてしまったはずですもん。どちらの店も知らないワタシですが読んでるだけで楽しくなります。

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