このところ仕事が多忙でお店訪問もままならず、情報のUpも遅れがちです。9/15(日)調布クレイストンホテルで開催された「熱き醸造家たちが醸す情熱の酒を味わう会」の様子をお伝えします。

この催しは地元の酒販店が中心となって「狛江で美味しい地酒を楽しむ会」の一環行事として行われ、94回を重ねるという。
この所、日本酒の消費量は年々下降線を辿っています。消費者の健康志向もあってか、サワーなど軽いお酒が好まれているようです。「日本酒」は文字通りこの国を代表するお酒ですから、私としてはもっとその良さを知ってもらい、より多くの人に楽しんでいただきたい。そういう思いです。
開宴は午後1時。どれほどの人が集まるかいささかの心配もありましたが、会場の扉を開けると、そこには会場を埋めつくさんばかりの人波。熱い熱気に包まれていました。

今回はお酒の試飲会ではありません。出来栄えを判断するための会ではなく、「味わう会」です。だから用意されたグラスにたっぷりと各蔵ご自慢のお酒が注がれ、訪れた人はしっかりと飲み干して味わいます。
こういう趣旨の催しですから、試飲会と違って料理もホテルの会場らしく、ビュッフェスタイルで種々の御馳走が用意されました。飲むこと、食べることの楽しみ。日本酒はやはり食中酒であることを実感させられます。料理を引き立てるお酒、お酒をより美味しく楽しませてくれる料理。持ちつ持たれつの関係です。










私御贔屓の広島県は「富久長」の美人杜氏、今田美穂さん。近年、全国的に女性杜氏が増えました。女性らしい繊細な感性で磨かれたお酒は、どちらの蔵も秀逸です。
また今年の特徴としては、酒米に「愛山(あいやま)」という希少品種を用いた銘柄が数多く見受けられました。兵庫県吉川町で大手酒造メーカーと数件の農家の間でひっそりと契約栽培されていた幻の酒米です。震災の影響でその契約が無くなり、平成15年に複数の蔵元が協力しあって良い形で発展させようとの考えから11の蔵元からなる「酒道の会」が誕生し、広がる契機になりました。
かなり大粒の米で、心白が大きいため精白するのが非常に難しい品種名です。味の特徴は柔らかで繊細な甘味があること。余韻が長い旨味の強いお酒になります。
「富久長」の八反草、「斬九郎」の信濃錦と共に幻の酒米の競演となりました。
女性杜氏の活躍と幻の酒米によるお酒。日本酒会に動きが出て来ました。これから我々消費者をどう楽しませてくれるか見守りたいと思います。
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