

この日は丁度お隣の丸ビルに所用があったので、開店時より動向を見守っていた「石月」へ。八重洲口に在った「三日月」の店長が、かつてのお店で使っていた石臼を譲り受け、そ味との雰囲気を引き継いだお店です。
店頭には新そばの告知。偶然にも先日訪問した「すわ庵」と同様、北海道雨竜産です。生産者も同じ。さて、味わいやいかに・・・。


店頭にもう一つ、店頭に告知が出されていました。日本酒の「ひやおろし」です。ひやおろしとは、早春に絞られた新酒を熟成し、火入れせずに出荷したもの。フレッシュ感が新そばのイメージと重なります。


「豊の秋」のひやおろしと、「四季桜」の花神を。冷やでも清楚な徳利で供されます。肴は、「ばくらい」を頼みましたが品切れ。玉子焼きをお願いしました。比較的生地がしっかりしたタイプ。このお店の箸は特徴的で、インテリアに合わせたのか白木の細いもの。割り箸ではありません。


蕎麦は「三日月」を思わせる端正な細切り。新蕎麦にしては香りが乗っています。つゆは独特の風味。
店内のインテリアは「三日月」を踏襲していますが、テーブル配置が窮屈で、言ってみれば喫茶店的。空席がないと荷物置き場もありません。最近あちこちのお店で見かける籐籠でも用意されるとぐっと使い勝手が良くなるでしょう。
場所柄か、若い女性客も数組いました。大切なのはこういう機会なんだと思います。理由が「ヘルシー」とか、予約不要とか、或いは空いていたからというだけでも良い。蕎麦は美味しいと感じてもらえたら、再訪の可能性もあります。
その貴重なチャンスを活かす努力を惜しまないでほしいと思います。
「石月」
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 5F
tel.03-5879-4680
月〜土 11:00〜23:00
日 11:00〜22:00
新蕎麦時期の写真をチェックすれば確かですが、記憶では上野の藪は北海道江丹別産だったと思います。
これから本州産秋蕎麦が出回ると、その味の違いも楽しみです。地球温暖化で、栽培地に影響はないのか心配です。