
私が愛してやまないワイナリーの一つ、イタリアはトスカーナ地方の「I GIUSTI & ZANZA」。
1996年に建築エンジニアのパレオ・ジュスティ氏とワイン趣味を共有する電気技師の友人、ファビオ・ザンツァ氏が設立した新しいカンティーナ。10haと小さな畑は非常に水はけの良い土壌で、1ha当たり1万本という驚異的な密植にし、除草剤など化学薬品は極力使用せずに畑の表面を常にふかふかした状態に保っているという。収穫は全て手摘みで行い、熟成にはフランス産オークと若干のアメリカンオークを使用したバリック(小さな木の樽)熟成 。


私の行き付けのお店で一度に何と3人もソムリエ試験に合格した聞いて、お祝いに「デュルカマーラ」のマグナムボトルを贈りました。
女性の顔が印象的なエチケット(ラベル)は、ドニゼッティの歌劇『愛の妙薬』に登場する人物。このカンティーナの他のワイン、「ベルコーレ」と「ネモリーノ」も同じ劇の登場人物の名前です。
銘柄によって葡萄品種が異なり、それぞれの個性があります。
デュルカマーラ:カベルネソーヴィニヨン70%、メルロ30%
ベルコーレ:サンジョヴェーゼ80%、メルロ20%
ネモリーノ:サンジョヴェーゼ50%、メルロ30%、カベルネ・ソーヴィニヨン20%
他にペルブルーノという銘柄もあり、こちらはシラー100%です。
デュルカマーラは、品種からみてもボルドー的な重厚な味わい。対するベルコーレは、トスカーナの伝統的品種であるサンジョヴェーゼ主体で素朴でよりイタリアらしいテイストが特徴的。ネモリーノはサンジョヴェーゼの比率をやや抑えており、中庸なバランスの良さ。
更にペルブルーノは、シラー100%という品種の個性が前面に出たもの。
この日は、デュルカマーラに血の滴るような鹿肉のローストをいただきました。もちろん最高の味わいです。
ワインの本質は日本酒と同様、食中酒。料理共に味わってこそその本領が発揮されます。食いしん坊の私にはなくてはならないお酒です。
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