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Author:しゅうちゃん
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ルチン蕎麦屋さんというのは朝早くから仕込みや製粉、蕎麦打ちに時間が掛るため、昼間の営業をするお店は夜はおしなべて閉店時間が早い。

残業などで遅い時間に蕎麦を食べたくなった時に重宝するのが、”蕎麦BAR”という営業形態だ。
文字通り、蕎麦を出すBAR。お酒が楽しめるのは勿論、居酒屋系のような蕎麦とは違い、このお店では自家製の手打ち蕎麦を出す。

六本木通り沿いに忽然と現れる緑色の引き戸。その前に道標のように立つ黒い看板。文字が白い光を放っています。
通りすがりでは、極めて入りにくい雰囲気だ。
BARを名乗るだけあって営業時間は完全に夜型。18時開店で朝方4時までやっている。

恐る恐る引き戸を開けると、そこは不思議な空間。カウンターを主体に奥にオープンキッチンがあり、その中間にガラスで囲まれた立派な打ち場があって、大きな捏ね鉢が置かれている。

渡されたメニューを見て驚いた。酒のメニューは数え切れないほど小さな文字で沢山書かれている。洋酒やカクテルは勿論、焼酎も数多く取り揃えているが、残念ながら日本酒はほんの数種類だ。

グラスワインと季節メニューの「花わさび」を注文。

揚げそば花わさび

お通しは揚げそばがたっぷり。麺と生地の両方が入っている。麺はかなり細い。
「花わさび」は、わさび菜を漬けたもので、ピリリと辛い。

料理のメニューもお店の規模からは考えられないくらい種類が多い。
これまた今日のお勧めということで、そば生地を使った「一口ピザ」を頼んでみました。

一口ピザ

予想とは違って、四角く指でつまめる本当に一口サイズのピザで、厨房を見ていたらバーナーで炙って焼いていました。トマトソースではなく、白っぽいマヨネーズのような味のソースです。

すぐに食べ終えてしまったので、メインの蕎麦へ。これも温・冷、数種類ずつが用意されていますが、基本のせいろをお願いしました。

せいろ

揚げそばでもわかるとおり、極めて細切り。しかもしっかりとした腰と風味があります。きちんと修行をされた方の蕎麦ですね。

それに対してつゆはややクセがあり、そのままでは甘め。大根おろしは辛味大根ということで、それを入れると甘味がやわらぎました。醤油は控え目です。
打つ場の前の床に常滑焼でしょうか、大きな甕(かめ)が3つ置かれています。「返し」を熟成しているのでしょうか。覗いてみたくなりました。

蕎麦湯そば茶

蕎麦湯は木製の湯桶ではなく、真っ白な陶磁器に入れられて出されました。これは熱くて困りました。伝統的な食器には素材や形に必ず理由があります。蕎麦湯は意外に蕎麦粉を溶いだポタージュ系ではなくナチュラル系でした。

長引く不況で、蕎麦屋さんの閉店が相次いでいます。この時代の荒波を乗り切るには、このような業態も必要なのかもしれません。

しかしBARスタイルだけあって、喫煙天国なのには閉口しました。


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